探偵が離婚の相談を出来るの?と思われるかたもいらっしゃると思います。
探偵のイメージとは裏腹に、ここ数年当社に対する「離婚」に関するご相談は、年々増え続けております。
そして、そのご依頼のほとんどは、「相手の浮気症に悩んでいる」というものです。
一般的に「浮気調査」と聞くと、あまり良いイメージを持たれない方も多いと思いますが、 「浮気は結婚生活における重大な違法行為」です。
依頼主の皆様は、調査結果を元に夫や妻に対し、納得の出来る慰謝料の請求する権利があるのです。
調査結果として不貞行為の証拠を抑える事が出来れば、その資料を弁護士に私、弁護士はその後、調停、起訴を行います。
浮気は離婚原因としてはも認められておりますので、決定的な証拠を抑える事で、その後の裁判(慰謝料、養育費、親権など)で有利に進める事が出来るのです。
それは全て、お子さんや、ご自身の為なのです。
近年、離婚件数は年々増加しております。
この数字は一生涯で換算すると、3組に1組以上の夫婦が離婚しているlこととなります。
もはや離婚は特殊なケースとはいえないものとなってきております。
また、最近では熟年者の離婚も増えており、夫が定年退職したことを契機に離婚する夫婦も増えております。
これまでに比べ、離婚を負担と考える人が減ってきたことも原因の一つなのかもしれません。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | 性格の不一致 63,2% | 性格の不一致 46,2% |
2位 | 異性関係 19,3% | 暴力を振る 30,8% |
3位 | 家族親族と折り合いが悪い 17,6% | 異性関係 27,5% |
4位 | 異常性格 14,5% | 精神的に虐待する 23,0% |
5位 | 精神的に虐待する 23,0% | 生活費を渡さない 22,0% |
2000年国民生活白書より(複数回答)
男性と女性では離婚の理由も、少々異なります。
しかし共に「性格の不一致」、「異性関係」は例年上位にあります。
統計の数字上は、「性格の不一致」という表現を使ってますが、その実、浮気や不倫が原因である事も少なくありません。
身近に離婚経験がある方がおられると分かると思いますが、数人にひとりは、離婚原因が異性関係であったりするものです。
これほど多くの人が、相手の浮気に悩み離婚を決断しているという事なのです。
ここ10年で離婚件数だけでなく、お互いの条件が折り合わない等の理由で、「調停離婚」、「審判離婚」、「裁判離婚」も併せて増加しております。
婚姻総数 | 離婚総数 | 協議離婚 | 調停離婚 | 審判離婚 | 裁判離婚 | |
---|---|---|---|---|---|---|
平成2年 | 722138 | 157608 | 142623 | 264430 | 44 | 1624 |
平成13年 | 757331 | 289836 | 13317 | 22846 | 74 | 2486 |
「調停離婚」とは…
「調停離婚」は離婚全体の約9%を占める方法で、お互いの相談レベルで成立する、「協議離婚」がどちらかの反対で成立しなかった場合、すぐに離婚の裁判をするのではなく、家庭裁判所に離婚調停の申し立てを行い、仲裁を行ってもらう方法です。
「審判離婚」とは…
「審判離婚は」、離婚全体で見ても稀な方法です。お互いに離婚には同意しているが、条件面で折り合いが付かなかった場合に、家庭裁判所が調停官を使い、当事者の証拠を調べ、離婚の審判を下します。
「裁判離婚」…
「裁判離婚」とは、離婚全体の約1%を占める方法で、前述した「協議離婚」、「調停離婚」でも離婚成立に至らなかった場合に、地方裁判所に離婚の申し立てを行う事です。判決には強い強制力があり、相手がどんなに嫌がったとしても、強制的に離婚させてしまうものです。